ヨーロッパ通信 TOPページへ   ブダペストより


    マーチャーシュ教会(2006年3月4日)

堂々とした趣の教会

工事中の場合も時々ある。モザイク屋根も美しい

博物館内の十字架

ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)は、ドナウ川を挟んだ東西の2つの地域、ブダとペストに分けられる。西の王宮・漁夫の砦がある地域がブダ、東の国会議事堂・英雄広場がある地域がペストだ。元々は別の街であったが1873年に合併されブダペストとなった。 そのブダ側にあるマーチャーシュ教会は13世紀に王宮丘に建てられた。空に伸びる尖塔の高さは80m以上あり、その存在感は教会の長い歴史と同様 目立つものがある。
 WマーチャーシュWとは15世紀のハンガリー国王。中世のハンガリーの繁栄に貢献した人物で、彼がこの教会を再建し結婚式を挙げたことから、ここはマーチャーシュ教会と呼ばれた。しかしハンガリーのみならず東欧諸国を支配したオスマン・トルコにより、モスクとされた時代も。オスマン撤退後カトリック教会へ戻り、新しく支配者となったハプスブルク家によりバロック様式に建て返られるが、19世紀後半にはゴシック様式へ戻っている。
 このような入れ替わる歴史・様式の中で、歴代ハンガリー王の戴冠式は行われた。教会内にある博物館にはその王冠(レプリカ)などの宝が収められている。この博物館への通路廊下は、教会内部を見下ろしながらパイプオルガンの音がよく聞こえ、当時の歴史を回想するのには最高の場所だろう。(凛)

柱に描かれた模様も細かい

博物館内の壁画。オレンジが基調で柔らかな印象

レプリカの王冠。本物の王冠は国会議事堂にある

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