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    グランプリ受賞の英雄広場(2005年3月4日)

ドナウ川から続く大通りから見た英雄広場

記念碑の台座の像から、頂の天使を仰ぐ

革命家コッシュートを含む英雄14人

 広大な市民公園、西洋・現代美術館に囲まれて位置するブダペストの「英雄広場(Hősök tere)」。1900年のパリ博でグランプリを受賞しているこの広場は、ハンガリー人が現在の地に定住した896年の1000年記念として1896年に作られた。

 広場中央の建国記念碑(柱)は約35mの高さがあり、広場の広さにひけをとらない迫力だ。記念碑のてっぺんには十字架と王冠を手にした大天使ガブリエル像があり、台座にはマジャール部族の祖先たちが並ぶ。ロンドンのトラファルガースクエアのように観光客が像や台座に群がっているかと思ったが、かなり高くよじのぼりにくいためか、いつも独占状態で写真を撮れることが多かった。そしてこの記念碑を囲み、ハンガリーの初代国王、独立戦争・革命の英雄など、14人の像が飾られている。

さて「1000年」といえば実は2000年はハンガリー建国から1000年であった。西暦1000年にローマ法王から正イシュトヴァーン王に王冠が授けられ統一国家が成立。その後多くの戦争で敗北し領土を失い、また20世紀後半にはハンガリー動乱や東欧革命など激動を乗り越えた。国民の大きな祝日として建国記念日はもちろん、独立記念日、革命記念日があげられるよう、ハンガリーのために戦い、国を支えてきた英雄は今も国民に称えられ、現在もイベントや集会の場所にこの広場が使われる時、「英雄たち」が思い出されている。(凛)

【観光情報】
英雄広場 (Hősök tere)   地下鉄M1Hősök tere駅より徒歩1分

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