ヨーロッパ通信 TOPページへ   サンクトペテルブルグ より

建築ART
第5弾 堂々たる歴史の証人
(2006年10月5日)


左)建物の壮大さも見所エルミタージュ(右)市内デパート

その長さは500m以上もある参謀本部


建物巡りにお薦め船での運河巡り。ネヴァ川遊覧を含むこともある

 建築に携わる人が一度は訪れたい街によくあげるサンクト・ペテルブルグ。ペテルブルグはヨーロッパに距離的に近くヨーロッパらしい雰囲気も多い。と同時に独特の魅力のある街で、その大きな理由は市内に立ち並ぶ豪華な建築物なのだ。
 
 様々な建築様式の建物があるが、中でもバロック様式のひとつであるロシア・バロックは18世紀中頃にロシアの新しいイメージ作りに大いに貢献した。それがイタリアやフランスなどから著名な建築家たちを招聘したピョートル大帝に始まることは有名だ。ペテルブルグではエルミタージュ美術館の一部になっている冬の宮殿、郊外の夏の宮殿ペテルゴフ、そしてエカチェリーナ宮殿などがその代表で、宮殿アンサンブルの豪華さで知られている。19世紀にも世界最大級の規模で内部インテリアも絶賛されている現参謀本部も完成した。市内の広場に面する建物は広場中央にある聖堂や教会と調和がはかられており、デパートも重厚な石造り。整っていないものも多い街中で建築物はどれを見ても素晴らしい。

そんな建築物見学に格好なのが船での運河巡りだ。ガイドはロシア語ばかりで分からないのだが、徒歩では周りきれない範囲の市内の建築物を眺めるのに最適だ。激動の歴史を静かに眺めてきた証人でもある当時の建物、だからこそ豪華であるだけでなく、堂々たる風格を感じられるのだろう。(凛)

凝った建物でも一般の人の住居であることも多い

夜の市内の建物もまた重厚で輝かしい


古い広場に建つイサク聖堂。広場に面する建物や像は聖堂とのコンビネーション
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