ヨーロッパ通信 TOPページへ   セヴィリアより

セヴィリア県立美術館とムリリョ(2004年11月26日)

無原罪聖母マリアの像

聖母子像
宗教色の強いラテン系の西洋絵画の中においてもスペイン絵画はことにキリスト教色が強い。その数ウ多くのスペインのキリスト教絵画の中でも、聖母マリアを描かせたらこの人に右に出る人はいないと言われる画家がいる。南スペイン、セヴィリア出身の17世紀の画家ムリリョである。
画家ムリリョは、1617年にセヴィリアに生まれ、生涯セヴィリアから離れずに画家活動したセヴィリア派画壇の重鎮だ。重々しいイエスの十字架磔刑像などの多いスペイン絵画の中にあってムリリョの描く聖母マリア、幼児のイエスを抱く聖母子像は、清楚で、温和で、その上神々しい女性、母子として描かれていて観るものを和ませてくれる。
そのムリリョの主な作品を一堂にあつめているのがセヴィリアの旧市街の外れにあるセヴィリア県立美術館だ。本来修道院として使用されていた建物を19世紀半ばに廃院になった際に県立美術館に改造されたために、美術館の中には三つの回廊があり、その回廊の壁や、天井を南スペイン特有のタイルが覆っている。
ムリリョの絵画は、昔の修道院付属の教会を改造した部屋に展示されていて、数多くの宗教画を教会の建物の中で鑑賞できて、美術愛好家にはまさに至福に違いない。この美術館には、やはりアンダルシア地方出身のスルバンランの傑作始め、多くの秀逸なバロック期のスペイン絵画、彫刻を所蔵している。(芯)

Museo de Bellas Artes de Sevilla
la plaza del Museo, 9.
開館時間 9:00から15:00まで
休館日 月曜、祝日 

ダイナミックな無原罪聖母像

ラファエロの聖母子とも比肩されるムリリョの代表作、聖母子

受胎告知

同じ無原罪聖母マリアでもこの絵になると聖母マリアも若く初々しい
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