VOL.2
〜ラインガウ〜
リューデスハイム村から
実りの秋・・・
朝晩の寒さも厳しさを増し始めたとともにそろそろ待ちに待った収穫期。
世界中の観光客で賑わうこの街は、観光客のみならずぶどう農家たちも慌しい。

そんなこの時期、街中で目に飛び込んでくるものは、「Federweisser」の文字。
「フェダーバイサー」とは、発酵途中のワインのことで、
ぶどうジュースとワインの中間の飲み物。
街ではレストランで飲めることはもちろん、至るところに立ち飲み屋も出て、
人々はグラス片手にほろ酔い気味。

味は、りんごジュースやピーチジュースのように飲みやすいものから、
酵母がかった独特の風味のものまで醸造所によって異なるし、同じ醸造所のものでも
発酵の進行具合によって飲むタイミングでも味が変わる。

レストランや醸造所直営居酒屋では、このフェダーバイサーとたまねぎのキッシュのようなZwiebelkuchen(たまねぎケーキ)をあわせて提供している。これもまた美味である。


ジュース感覚でついつい杯が進みそうだが、酵母が生きているので飲みすぎると
おなかを壊すという一説も・・・



私 :   「こんなおいしい飲み物日本に持って帰ってみんなに飲ませてあげたいわ!」
醸造家:「この飲み物はどんどん発酵し続けているので、閉栓できないから長期移動は無理・・・
      ここでしか飲めないものなんだよ。」

うーーん、残念。
季節モノはその土地だけで楽しめるから意味がある。

フェダーバイサーの持ち帰りはあきらめるが、日本に帰っても美味しいドイツワインは
堪能し続けたい!!と強く思う今日この頃。
あのフェダーバイサーが、どのような新しいドイツワインへと成長するのか楽しみである。