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  2007年大忙しだった街(2007年12月6日)

丘の道を上がったり、下がったりする旧市街


屋根の目は「市民の目」となり商売を監視してたか!?

カトリック教会も並ぶ大広場

目の形をした屋根の家がずらり…。独特の雰囲気のあるトランシルヴァニアのシビウ(Sibiu)。もともと商業都市であったため、ここで公共の集まりが多く行われるのを「街の目」が見張っていたためと、15世紀の建築を多く残す中世の街だ。近隣の都市と同じく12世紀にドイツ人が入植して建て、その後オスマンとの戦いのため城壁で囲まれたヨーロッパ最大といわれる要塞をかまえていた。しかし何世紀にも渡りドイツ人のみ住んでいた地域もあり、ドイツの系の美しい街並みがしっかり保たれているのだ。

市庁や教会がそろう大きな広場(Pia?a Mare)と、住宅や土産物屋が並ぶ小さな広場(Pia?a Mica)、そしてルーマニア最初の鉄の橋(うそつき橋)など、それぞれ階段やトンネルの小道でつながっている。丘の街で坂道が多く、小道を抜けどこで立ちどまっても、表情が豊かな街なのだ。

さて以前より観光地として知られていたシビウだが、今年はルクセンブルグと並び「欧州文化都市」に指定され、たいへん賑やかな年だった。海外からの団体も含む小さいものも含めると1000以上のイベントや舞台が行われ、そのため事前にインフラ整備や街の修復など大変力を入れていた。シビウはルーマニアの中でも街のPRにとても力をいれ熱心な方らしく、日本からもボランティアでこの行事にかけつけた人もいたようだ。文化都市指定年の大きな盛り上がりが今後へ続くステップになることを願いたい。(凛) 

リンク  シギショアラ 「中世の街へタイムスリップ」

シビウでの行事について http://www.sibiu2007.ro/


城壁の後も、住宅の中にとけこんでいる

街近郊の教会の庭園。シビウにもいくつも公園がある
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