ヨーロッパ通信 TOPページへ     トランシルヴァニア地方 より


  不気味・・でも可愛い!?(2006年3月15日)

山の高い部分に位置するブラン城

坂を登り見上げると、不気味な雰囲気
オレンジ色の瓦屋根で可愛らしくもある

ルーマニアに実在した公爵がモデルのドラキュラ。そのドラキュラ城として 英国人作家ブラム・ストーカーの小説 『吸血鬼ドラキュラ』(原題:Dracula)に出てくるのが、トランシルヴァニア地方の山の中のお城 ブラン城だ。
 
ルーマニアで最も観光地に入るスポットだが、世界の観光地に比べると観光客は少なく、それほど大きくないお城でも入場制限はなかった。ただゆったり見るには 朝早く訪れるのが良い。

 小説のように、うっそうとした木々に囲まれ 急な坂を登りたどり着くお城は 確かに不気味に見える。中は迷路のようで、広い部屋はあるのだが、それを繋ぐのは狭く暗い階段が多く「大きな隠れ家」に迷いこんだ感じだ。実際ドラキュラと言われた人物はここを1度訪れただけで、トルコと戦うドラキュラのおじいちゃんが一時期 身を寄せていた場所らしい。
 ドラキュラの寝室と言われている部屋のベッドはかなり小さい。実はドラキュラは兄弟と比べて背が低かったそうだ。ナポレオンをはじめ世界の指導者は背が低いことが多いが、残虐な指導者・ドラキュラもその例外ではなかったようだ。
 当時のドラキュラの残虐さを思うと不気味だが、お城自体は赤い屋根瓦と白い壁、内部には当時からの陶器やカラフルな家具なども置かれ、ドラキュラの嫌いな日の光が入れば可愛らしくみえないだろうか。(凛)


暗い部屋だけでなく、メルヘンチックな台所も

【ブラン城への行き方】
観光地であるブラショフ(Braşov)から車で30分ほどの郊外の街(村)ブラン Branにある。ブラショフまでは首都ブカレストから1時間に1本は急行列車あり(所要時間 約2時間半)
ブラショフからブラン城までのバス停は市内中心から離れており、帰りのバスの便も少ないので、タクシーを借りきるのがお勧め。ブラショフ⇔ブラン城+2~3時間ブラン城で待ってもらい、新40Lei(約1400円)で交渉できた(05年 秋)


お城敷地内には当時の家などを再現した野外博物館も
細い階段が多く 迷路のようなお城内部
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