イタリア  ボローニャより

家庭的なエノテカ・バール Olindo Faccioli
Via Altabella 15/B 051-223171
18時〜深夜まで  日曜日・8月は休

一度改築しているが1924年創業の趣を残す入り口

こじんまりとした店内。ワインは各国・各地のものを揃える

オーナー。奥の絵はお父さん。自分には息子がいないからね〜と嘆くも陽気。

膨れたパン(Crescentine)と魚料理(Baccala bolognese)
 
 軽く食べたいけれどアペリティブ(食前酒・おつまみ)よりはしっかり、でも今日は1人だから気楽に入れるところ、と探していたら目についた店。小さな入り口からの店内の壁にはワインがずらり、エノテカ・バールのようだが「Cucina espresso (Quick meal)」とあるメニュー板には肉料理を始め地元名物料理もあるようだ。

中を覗くと、オーナーに声をかけていくご近所らしい子どもや、ガイドブックを片手に1人で食事をとる人、預けた買い物荷物をカウンター奥から取っていっていく常連客らしき人など、色々な人が集まりながらも触れ合いのある暖かさを感じた。常連客が多いお店は、新参者や観光客を同じような姿勢でウェルカムしてくれるか、もしくはただ1回の通りすがり客として気配りに欠けるか、入った瞬間にけっこう分かるもの。ここはバランスが良さそうだ。

とりあえずワインを一杯頼みメニューを考えていると、目の前のこれまた1人のおじさんが膨れたパン Crescentine(クレシェンティーネ)を差し出す。その大きさのふぞろいさ(手作り!)から良い予感!ボローニャ地方名物であるハム(モルタデッラ)をなすで巻いた料理を注文すると本当に素朴な味。味付け合せのマッシュポテトも潰し方も家庭的。

名物パスタのトルテリーもあるけれど冬限定メニューだからね、というシェフはやっぱり女性、料理について質問をすると丁寧にメモをして教えてくれた。どうだ?美味しいか?と終始テーブルにやってきてお客との会話を楽しむ3代目のオーナーはお茶目で、カウンター奥で堂々と自分も食事をほおばる。こういう畏まっていない雰囲気が1人の夜にとても嬉しく、疲れた夜でも自然体でいられる店だった。(凛)


見た目もとても家庭的ななすのモルタデッラとチーズ巻き 12 €
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